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2016年02月19日のアーカイブ一覧です。

爪が割れる対策その1~爪を爪やすりで整える~

お客様に「どうして爪は割れるのですか?」と聞かれることが多いので、
ブログで書いてみたら、書けば書くほど沢山伝えたいことが出てきてしまいました。
長くなるかもしれませんが、もしもよろしければ参考にしてみてくださいね。

本日は、
『爪の正しい整え方』のご紹介です。

みなさまは、爪の切り方を習ったことはありますか?
爪の切り方なんて、習っていない方がほとんどではないでしょうか。
せいぜい爪切りの使い方くらいで、爪を挟んでぱちぱち切ることしか
知らないのではないかと思います。

※個人的な意見としては、爪の整え方は小学校で教えるのが望ましいと勝手に思っています。
爪に対する知識やお手入れ方法が身につくと、
爪の形もきれいになりますし爪に対するおもいやりも育まれると思うんです。
爪の検査ってありますけれど、ただ切ってるかどうかだけじゃだめですよね。
ネイルケアが小学生くらいの子供のうちからあたりまえな身だしなみとして定着してくれたら
オトナになってから悩む人も少しは減るのではないかと思います。

爪切りの使い方しか知らないということは、とてももったいないことをしています。
なぜならば、自ら爪を割れやすくカットしてしまっているからです。
ではどうしたらいいのか。それは、『爪やすりで爪を整える習慣』をつけることです。
カットや切るのではなく、『整える』のです。

爪は爪やすりで削ったほうがいいというのは聞いたことがあるかもしれませんが、
なぜ、爪にいいのかは?よくわからないかと思います。
第一面倒くさいし難しそうだし・・・と、敬遠もされてしまいそうです。

それでは爪やすりで爪を整えていると、爪が割れにくくなるのであればどうでしょうか?
だめもとで、試してみたくはなりませんか?

それでもできるかどうか心配な方に
今日は、爪の整え方をお教えいたしますね。

でもちょっと、その前に。

なぜ、爪やすりが爪にいいのか?なぜ爪切りはだめなのか?

爪が一層のプレートでできている組織ではないからです。
爪は三層でできており、上層と下層は縦に、中間層は横に布地のようにいクロスして重なって
いる構造であると言われています。
張り合わされている上層、下層、中間層は衝撃に弱く上層ほど丈夫なため、
上層がなんらかの刺激によって剥がれると、中間層は柔らかく折れやすくなります。
これを一般的に二枚爪と言います。

二枚爪の写真




重なり張り合わされた三層に刺激をあたえずカットすることが、
爪に負担少なくカットする方法と言えます。
爪切りは爪を挟み、パチンと切ります。三層さんたちは、おそらくくっついているために必死な状況です。
初回にお話ししたように適度な水分が保たれ、栄養バランスも良い爪であれば、
問題も起きにくいのですが、爪への衝撃は爪に対して過酷な場合が殆どと言っていいでしょう。
爪切りで爪を切る衝撃は、爪にとって負担がかかるものなのです。
では、金属製の爪やすりはどうでしょうか。こちらも爪に負担がかかります。
爪やすりは削る衝撃を吸収してくれますが、金属性は吸収しません。
ネイルエッジ(爪の断面)やネイルマトリクス(爪の作られているところ)に負担がかかるのです。

それでは、爪の正しい整え方をご紹介いたしましょう。

爪やすりを人差し指と親指で上から持ちます。
削りたい爪に対して、45度くらいの角度に爪やすりをあてます。
そのままゆっくり一方向に爪やすりを動かします。
往復しないように数回繰り返します。

tsumeyasuri-cut.jpg


次に、爪の横に爪やすりをあてます。
角度はさらに寝せてあてます。
一方向に自分側にやすりを動かし、これを繰り返します。




爪やすりは、グリット数で目の粗さが表示されています。
グリット数が少ないほど粗く、多いほど細かめになります。
自分の爪を削る際に適している爪やすりのグリット数の目安は、
180~320グリット程度とされていますが、
爪の厚さや硬さによって使い分けをします。

爪やすりで爪を整えることで、爪の層に負担がかかりにくく、
爪の先端がなめらかに仕上がるのでひっかかりも少なくなります。
ひっかからないと爪への負担も軽減され、爪が割れにくくなるということなんですよ。
そうするとネイルベットも落ち着き、爪も成長しやすくなります。
イライラも減るし、精神的にも見た目にも大変良いことです。
ぜひ一度お試しになってみてくださいね。


ではでは、今日はこの辺で。
最期までお読みいただいた方、ありがとうございました。